カッコウやホトトギスだけではない

初夏の夜、ホトトギスがけたゝましく鳴いている。季節を感じるが、同時にその声の先には托卵という行為が行われ、鳴き声の伝授がされているのだ。
人間の世界でも似たものがあるという記事を読んだ。


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みなみ あめん坊
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ルポ「托卵妻」〜もしも子どもが自分以外の子種だったら? 知られざる母子の秘密 本橋 信宏
【現代ビジネス】2017.6.10 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51967

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3人中2人はセフレの子

「うちの子どもたち3人兄弟なんですけど、一番上は主人の子で2番目は違うんです。セフレの子」

取材で知り合った神奈川在住の人妻(38)が何気なく打ち明けた内容は、ショッキングなものだった。

「3番目の子はいまつきあっているセフレの子です」

この奥さん、細身で品のいいカーディガンが似合い、上の子が通う小学校のPTAで役員を務める賢夫人である。とてもじゃないが、発言内容と表向きの顔とが合致しない。

夫とは恋愛結婚であったが、パートに行っている職場で知り合った上司と不倫、妊娠した。

「そのときたまに主人ともしていたから、妊娠したときはどっちの子なのかわからなかったんです。でもどちらでも生まれたらわたしの子には違いないんだからって思って」

出産した。

夫人だけが直感でわかった。

上司の子だということが。

さらにこの後、他の会社で働き出すと、ここでも不倫、男児を出産した。

長男以外はすべて夫以外の子ということになる。

私が気になることを質問してみた。

「御主人はこのことをどこまで知ってるんですか?」

「自分の子だと信じてますよ」

ディズニーランドに家族旅行したときの写真を見せてもらった。幸せそうな5人家族が微笑んでいる。

夫のDNAを受け継いでいる長男は小太りで体型も丸顔も夫に似ているが、下の2人は小太りなのは似ているが、顔つきはかなり異なる。下の子2人は母親に似た、と言えなくもない。

「わたしが好きになるタイプというのが、ぽっちゃりタイプで血液型もB型なんですよ。気が合うの。夫もB型だし、血液型調べられてもバレない」

「万が一、DNA鑑定を求められたとしたら?」

「そのときはそのとき。でも普通しないでしょう」

親子鑑定や事件捜査に用いられるDNA鑑定はここ最近急激に精密性を増してきた。

DNAは生物の遺伝子であり、遺伝子情報を塩基によって親から子に伝える。このとき、塩基の配列などによって遺伝が決まりる。この特徴をいかして1人の人物を特定できるようになった。二昔前までは、DNA鑑定の精度は1000人に1人程度の低精度だったものが、現在は4兆7000億人に1人という高い鑑定精度になった。地球上の人口が72億人だから確率的には限りなく100パーセントに近い。

親子関係の鑑定もDNAが用いられるようになった。

先の夫人は打ち明けた。

「わたしが産んだ子は、あくまでも”自分の子ども”という受け止め方であって、だれの子ども?というものではないんです。だから種は夫でもセフレでもこだわらない。罪悪感? まったく」

お腹を痛めて産んだ子である限り、自分の子に違いはなく、夫人の言い分もなにやら納得しかけてしまう。

夫側にしてみたら、事は重大だ。

昔から女房が出産した子どもは自分の子に違いない、と夫は信じ込み、まさか自分以外の子種だと疑うわけもない。だがなかには妻の不貞を疑い、親子のDNA鑑定を依頼する夫も急増しているという。数年前の芸能人夫婦のDNA鑑定騒動も影響を及ぼしている。

最近ではDNA鑑定も10万円前後という低料金になったことも鑑定依頼が急増している背景にある。

ある探偵事務所によると、DNA鑑定を依頼してきた結果、10人中2人の確率で夫以外の子だったという衝撃のデータがある。

元彼そっくりの娘

「わたしの実感では、世の中のお母さんたちの10人に1人は、夫以外の子を持っていると思いますよ」

夫人がまたもや衝撃の発言。

10人中1人、というのはオーバーだと思うが、私は5年前、同じような場面に出くわしたことを思い出した。

ある週刊誌の人妻座談会に招いたうちのひとりが後日、私に相談してきた。

「あの、話を聞いてもらいたくて……。実は……妊娠したんですよね」

結婚5年目にして人生最大級の喜び。

それにしては暗い。

「結婚前につきっていた元彼と復活したんですよ。主人としてもなかなかできなかったんだけど、元彼とつきあいだしてすぐ(妊娠)だったから。主人は(自分の子どもだと信じて)すごく喜んでるし、来年3月に出産予定なんですけど、いまからどうしようかって悩んでるんです」

人生最大の喜びが最悪の知らせになるかもしれない。

「ああ、やっと話ができたってホッとした」

人間は墓場まで秘密をもっていくことはなかなかできないものだ。だれかに打ち明けることで懺悔にもなるし、ストレス発散にもなる。

そして翌年3月。

分娩室から大きな泣き声。あの奥さんが無事出産した。女児だった。

顔は……。

「鼻から口元にかけてあきらかに元彼そっくりでした……。わたしにしかわからないことだけど」

不貞妻はその後、どうしたか。

「元彼にも奥さんも子どももいるし。仮に主人のほうに問題があって、子どもができなかったとしたら、元彼の種であってもいいんじゃないかって思えるようになりました」

ちなみに夫以外の子を産んだこの2人の奥さん、実の父になった不倫相手には一切知らせていないという。

後々、親子関係問題で面倒なことが起きないようにというのだろう。

風俗史家の下川耿史氏が詳述しているように、江戸期からの盆踊りは夏の夜の性的な男女関係の前哨戦だった。

いまより娯楽が少ない当時、男女の夜の営みはかなり盛んだった。農村には若集宿という、青年が集いお茶や酒を飲む共有スペースがあり、関係を結ぶ場となった。

夏祭りに乱倫状態になって妊娠するケースはよくあることで、複数と交接したためにだれの子かわからない場合もあった。

当時はもちろんDNA鑑定などないから、女性側から「あなたの子よ」と言われたら信じるしかなかった。女側からしたら、一番経済力がある男に認知させようとするだろう。

いまでこそ少子化が問題になっているが、戦前から昭和20年代にかけて子どもが8人、9人いる家庭は珍しくなかった。そのうちの1人か2人、よその子種だったとしても不思議ではない。

子孫繁栄のための本能的な行動?

“托卵(たくらん)”という言葉がある。

自分で産んだ卵を他の生物に育てさせる、自然界の育児方法である。

有名なのはカッコウだ。

カッコウは自分では子育てせず他の鳥、モズやホオジロ、オオヨシキリなどの巣に忍び込み、自分で産んだ卵をまぎれこませる。

カッコウの卵は他の鳥より早くかえるので、カッコウのヒナはモズやホオジロといった他の鳥の産んだ卵を蹴落とし、育ての親がもってくる餌を独り占めしてしまう。

カッコウの卵は他の鳥より早くかえるので、カッコウのヒナはモズやホオジロといった他の鳥の産んだ卵を蹴落とし、育ての親がもってくる餌を独り占めしてしまう。

不思議なもので、自分の卵を捨てられた親鳥は一生懸命、カッコウのヒナに餌をやり育て上げるのだ。

鳥のヒナは一番最初に見た動くものを自分の親だと信じ込むとされるが、親鳥もまた自分が産んだものだと思いこんだ卵からかえったヒナを自分の子だと思い込みずっと育て上げる。 

生物の本能だろう。

なぜカッコウが托卵するのかは不明だが、体温変動の激しいカッコウよりも安定している他の鳥に育てさせたほうがふ化しやすいからという説がある。

人間界も似たり。

夫以外の子を産んで何食わぬ顔で夫の子として育てる。夫は自分の子と信じ込み、育てていく。

これを“托卵妻”とよぼうか。

男は自分の遺伝子をできるだけたくさん残したくて、本能的に複数の異性と交接したがるとされる。

女も複数の遺伝子を取り込み、多様な子どもを育てることは、子孫繁栄のための本能的な行動なのかもしれない。

ところで、あなたの家族は?

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サイゾー特別編集班(編集)/サイゾー

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by amenbou | 2017-06-10 22:56 | メディア | Trackback | Comments(0)