2006年 06月

梅雨の東京での休日(つづき) [2006-06-30 15:25 by amenbou]
梅雨の東京での休日 [2006-06-29 10:09 by amenbou]
♪行きはよいよい 帰りはこわい…… [2006-06-26 00:06 by amenbou]
新刊紹介 「佐高信の丁々発止―佐高信対談集」 [2006-06-25 00:24 by amenbou]
新刊紹介 「映画で学ぶ被差別の歴史 」 [2006-06-22 00:34 by amenbou]
“新世界の歌姫”大西ゆかり嬢にプロ根性をみた! [2006-06-21 20:01 by amenbou]
メタボリックシンドロームな日常 [2006-06-20 16:18 by amenbou]
 お昼に食べた神楽坂・別邸鳥茶屋の親子丼はまさしく絶品だった。神保町散策の後、三崎町から水道橋飯田橋とずっと歩いて汗をかいたおかげでおなかがぺこぺこ。神楽坂のメーンストリートから小径に入ってしばらくすると趣のある石段があって、その途中に別邸鳥茶屋が目に飛び込んできた。“関西料理”と小さく染め抜かれた暖簾をくく゜って店内に入り、スリムな長身の若女将に案内され白木のカウンター席に腰をおろす。ぼくが座った段階でカウンター席は満席。腕時計をみると11時40分。それからでも次々にお客が入店してきて、奥の個室などに「お相席になりますが」と誘導されていく。注文した生ビールが空かない内に順番待ちのお客が店の外にまでつながった。12時までに入ってよかったと胸をなでおろす。そして、せっかくだからと注文は親子丼御膳(1500円)というセットにした。親子丼の他に冷奴、煮物、トマトのサラダ、漬物、味噌汁、レモンのシャーベットがついていた。評判の親子丼はたっぷりのトロトロ卵に程よい噛み心地の鶏肉が絶妙でさすがに美味い。「これは丼の中の宝石箱や!!」と超カンド-してしまった。

 食後ゆっくりする間もなく東西線半蔵門線を乗り継いで渋谷へ向かう。渋谷から表参道へ向かって宮益坂を上った青山通りの裏手にあるシアター・イメージフォーラムという試写ルームのような小さな映画館で『バッシング』という作品を観た。わざわざ時間をつぶしてまで大阪・九条のシネ・ヌーヴォまで行きたくないので、東京にきたついでに観ようという魂胆だった。映画はイラク戦争における高遠菜穂子さん今井紀明さん郡山総一郎さんたち3人の人質事件を題材にしたこのニッポン社会の卑劣な実相辛辣に描いた力作だった。ただ、ヒロインの人物が個人的に好きになれそうにないタイプだった。コンビニのおでんを種類ずつ容器に分けて入れてもらい、だし汁を思い切り入れてもらい、それをグビグビと飲み干すというシーンが描かれているけれども、いくらおでん好きで食べ方に拘っているのだろうけれども、そんな食べ方したら後で思い切り喉が渇くし、だいいち腎臓をこわしてしまうでと他人事ながら心配してしまった。

北海道のとある町。アルバイト先のホテルを解雇された高井有子(占部房子)は、ボランティア活動で中東に滞在中、武装グループに拉致、監禁され、人質となった過去を持つ。無事解放されて帰国しものの、自己責任を問われて世間から冷たい目で見られていた。そんなバッシングは父親(田中隆三)にも及び、30年勤めた会社から突然クビを言い渡される。失意の父親は、やがてその命を自ら絶ってしまう。日に日にエスカレートするバッシングに、ある日有子は継母(大塚寧々)に、再び中東に向かう意思を告げる。
 昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され世界中の話題を集め、暮れの第6回東京フィルメックスで見事グランプリに輝いた秀作。2004年にイラクで実際に起こった日本人人質事件をモチーフに、無事帰国したものの、マスコミから、世間から激しい批判を浴びた女性の苦悩と再出発を描く。自分の意思をあくまで貫こうとする主人公・有子を演じた女優・占部房子の体当たりの熱演は、観る者の心を揺らすはず。『歩く、人』『フリック』などと同様、北海道の荒涼とした寒々しい風景も効果的だ。
【以上goo映画より引用】

 『バッシング』は低予算だが、優れた問題提起を行う映画作品である。立場としては、ヒロインに100%肩入れしているわけではないが、どちらかというと、彼女をやや擁護している印象を受ける。
 この映画に出てくる街は、どんよりとしたグレーの世界で、住民はみなそろって嫌なやつだ。口を開かぬ者でさえ、無言でヒロインを軽蔑している。ヒロインに味方はおらず、バッシングの程度もハンパではない。映画はリアリティを無視して、とにかく極端なまでに被害者たたきを強調する。
 一方、主人公の女も善人として描かれているわけではない。彼女は周りの空気をまったく読めず、社会に適合する能力に欠けた人間であり、社交性もない。決して、「あくどい大衆にいじめられる、いたいけな女性」というわけではない。
 では『バッシング』は何を描いているのかというと、それは「弱者からみた日本の姿」である。ヒロインは、日本社会に居場所を見つけられなかった人間たちの象徴(ニートや引きこもり、失業者、野宿者、うつ病の人等々…)であり、その立場から見ると、この国はこんなに居づらいもの、というわけなのだ。そして、そうでない(弱者ではない)観客にそれを見せ、何を思うか問うているのである。
 この映画は、あの事件のとき被害者たちに"3バカ"、"自作自演"、"ブサヨ"などとレッテルを張り、バッシングした人々こそ、観るべき作品である。あのとき被害者の目から、世界はどう見えていたか。それを知ることは、決して無駄なことではない。被害者と主義主張が違うからといって、必要以上に感情的な批判をしていなかったか。それは、常に自問せねばならない問題だと私は考えている。
【以上は『超映画評』より引用】

 ぼくが映画館へ足をはこぶ際に常々参考にさせてもらっているサイトなのだが、「弱者からみた日本の姿」という指摘がさすがに鋭い。

みなみ あめん坊
 東京の朝は薄曇り(のち晴天)。今回の逗留先はヴィラフォンテーヌ九段下という今年5月にオープンしたビジネスホテル。神保町九段下の中間にある専修大前にあるのに「九段下」というのは少し納得いかないけれど、チェックインの際にダブル・禁煙にアップグレードしてもらったので由とする。
 ここしばらくのホテルの予約はインターネットで専ら楽天トラベル。お客様の声がホテル選択の参考になるからだ。でも、予約の際に「禁煙」指定をするのを忘れていて、チェックインの際に確認したら「いいえ、喫煙ルームです」と云われてしまった。「タバコ全然吸わないんですよ」というと、研修生の名札をつけたフロントの女性は「あいにく…満室でして」とつぶやきながら右隣の先輩女性に視線を送る。応対した先輩が「料金設定が上になりますが、広めのお部屋をご用意させていただきます」とテキパキとパソコンを操作してルームを変更をしてくれたのでにんまり。
 最近のビジネスホテルは無料朝食付きPC付き或いはブロードバンドLAN回線が無料というホテルが増えている。さらに大浴場があるホテルまである。だから中途半端なシティホテルに泊まるより快適な場合が多い。
 さて、本日はこれから神保町の古書店街をブラブラしてから、神楽坂の芸者小道入るの「別邸鳥茶屋」にて大山地鶏南部鶏の卵を3個も使うという親子丼を食べ、渋谷に出て『バッシング』という映画を観て、夜は赤坂で出版記念会に出席するというスケジュール。ではでは。

みなみ あめん坊
--自著「国家の罠」では、ご自身が検事から「これは国策捜査」と告げられた経験を書かれました。村上ファンド事件はどう感じますか。「『時代のけじめ』をつけるための国策捜査で、ライブドア事件も同様だ。新自由主義的な弱肉強食路線で格差社会ができつつあることに、多くの国民が抵抗感を持っている。ヒルズ族に代表される経済エリートを相次ぎ摘発することで、国家の力を弱めかねない新自由主義の行きすぎをいさめようとという検察の意思を感じる」(中略)--小泉政権の政策とも、関係があるということですか。「小泉政権には『二つの顔』がある。ひとつは、小さな政府という規制緩和自己責任に基づく新自由主義。もうひとつが、靖国神社参拝問題に象徴される新保守主義の二つの側面だ。この両面をアクロバットのように渡り歩きながら、一方で限界に近づくと、もう片方をあおることによって、国民の幅広い支持を得てきた。ライブドアも、村上ファンドも、小泉政権が新自由主義の側面に傾いた時代から出てきた」との元外務省主任分析官・佐藤優氏(村上ファンド事件10 国策感じる「けじめ」 「カネがすべて」国家壊す/朝日新聞6/23)のコメントを読んで、氏の著書『国家の罠--外務省のラスプーチンと呼ばれて』が読みたくなり、遅ればせながらAmazon.comの方法で注文した。なぜなら、この記事を読みながら連想したのは、テーマは違っているけれども、わが大阪での「飛鳥会事件」や「芦原病院事件」など同和対策に関係する問題で、当事者の大阪市による“自作自演”を感じたからである。逮捕され、部落解放同盟大阪府連合会から除名された小西容疑者はかつて大阪府連の“行動隊”として、運動内部の“跳ね上がり”傾向にある青年たちの大阪市行政に対する様々な要求に基づく゛団体交渉をコワモテで押さえ込んで大阪市行政に恩を売った。そしてその見返りが報道されているような癒着と不正の数々だったわけである。つまり、国家と政令都市というちがいがあれども、政府や行政が取る手立てには同種のものを嗅ぎ取るわけだ。

 同じの朝日新聞の紙面に「疑問解決 モンジロー」というシリーズで、わらべ歌『通りゃんせ』の歌詞についての疑問が書かれていた。

 ♪通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細通じゃ
  天神さまの 細道じゃ ちっと通して 下しゃんせ
  御用のないもの 通しゃせぬ この子の七つの お祝いに
  お札を納めに まいります 行きはよいよい 帰りはこわい
  こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ
  (本居長世 編・作曲)


みなみ あめん坊
・佐高 信【著】七つ森書館 (2006-06-01出版)
[B6 判] NDC分類:914.6 販売価:2,625円(税込) (本体価:2,500円)ISBN:4822806219
423p 19cm(B6)

第1章 小泉純一郎を叱る(小泉純一郎の兵隊ごっこを叱る(小沢一郎)
小泉君の本音、安倍君への注文(渡邉恒雄)
小泉“直感”政治への苦言(加藤紘一) ほか)
第2章 日本を論じ日本を変える(アメリカ一辺倒と空虚なナショナリズム(姜尚中;澤地久枝)
王国が崩壊するとき(高杉良)
西武・堤義明の首を盗ってしまった総会屋(芳賀龍臥) ほか)
第3章 「日本の文化人」はなぜダメになったのか!?(私の満州体験と古賀メロディー(なかにし礼)
松本清張を読む(横山秀夫)
世の中がギスギスしている(森永卓郎) ほか)
小沢一郎、渡邉恒雄、鈴木宗男、高杉良、森永卓郎、なかにし礼、田中康夫、 井上陽水 ……田中優子。32人の対論者を迎える──この対談集を貫く主旋律に多くの読者が共感してく れることをいまは願うばかりである(佐高信)。

第1章 小泉純一郎を叱る
 小泉純一郎の兵隊ごっこを叱る──小沢一郎
 小泉君の本音、安倍君への注文──渡邉恒雄
 小泉直感?政治への苦言──加藤紘一
 耐震偽装問題の核心を抉る スケープゴートの言い分──小嶋 進・鈴木宗男
「鈴木宗男問題」の本質は何か──田中秀征
 偽りの改革とメディアの責任を問う──高杉 良
 小泉外交の正体──天木直人
 戦後60年、この国のゆくえ──辻井 喬・斎藤貴男

第2章 日本を論じ 日本を変える
 アメリカ一辺倒と空虚なナショナリズム──姜 尚中・澤地久枝
 王国が崩壊するとき──高杉 良
 西武・堤義明の首を盗ってしまった総会屋──芳賀龍臥
 新聞ジャーナリズムの危機──大塚将司
 ヤクザと泥棒が日本を食い潰す──ベンジャミン・フルフォード
 国鉄解体から17年──立山 学・佐久間誠
 おたくも粋な人やねえ──横山やすし
 21世紀に受け継ぎたい政治家の資質──土井たか子
 検証・小泉政治の800日――日米基軸の強さと危うさ
     ──岸井成格・嶌 信彦

第3章 「日本の文化人」はなぜダメになったのか!?
 私の満州体験と古賀メロディー──なかにし礼
 松本清張を読む──横山秀夫
 世の中がギスギスしている──森永卓郎
 経済小説は?闇?をも記録する──堺 憲一
 エロスと暴力を見すえて──崔 洋一
「日本の文化人」はなぜダメになったのか!?──田中康夫
 マンガという表現法──石坂 啓・高橋春男
 歌という表現法──井上陽水・小室 等
 最上川がはぐくむ山形人の魅力──加藤紘一
 だましの美学とだまされの美学──田中優子

 初出一覧

はじめに──「神は不謹慎に宿りたまう」

 言葉は肉体を持っている。それが物や事柄を指し示すからということもあるが、生ま身の人間から発せられるものであることによって必然的にボディ・ラングエッジたらざるをえないのである。
 私はしばしば、テレビのプロレス中継やK1中継に魅入ってしまう。肉体を喪失した言葉の乱舞にうんざりして、原初的な肉体の衝突に興奮してしまうのである。
 この対談集では、特に巻頭の小沢一郎さんや渡邉恒雄さんとの対論に驚く人も多いだろう。小沢さんを指して、私はこれまで「生涯の敵」などと言ってきたし、渡邉さんに対しても激しい批判を繰り返してきた。
 だから、高杉良さんを通じて私が対談したいと申し入れた時、渡邉さんは、
「あんなに私を悪く言ってきた奴と、どうして対談しなければならないのか」
 と激しい拒否反応を示したという。
 もっともだと思うが、そこを何とかと高杉さんが頭を下げてくれて、対談は実現した。
 こういう人たちとの対談は、私にとっても抜き身の真剣勝負となる。私自身も読者から試されるからである。
『週刊現代』と『月刊現代』のそれぞれの掲載時にも反響を呼んだ対談の結果の判定は読者に委ねるしかないが、たとえば小沢さんは、考え方の違いは違いとして話のできる人だなと思った。これはもちろん、話のできない小泉純一郎氏と対比しての話である。
 硬派の小沢一郎氏に始まって、艶っぽい江戸学者、田中優子さんで終わるというのもユニークだろう。読者からは勝手にそう思っていろと言われるかもしれないが、田中さんとのそれは、何と、京都は清水寺のあるお堂の御開帳記念として行われたものである。
 善男善女を前にして、善男善女にあらざる二人が目論見通り、不謹慎な話を展開した。
「神は細部に宿りたまう」というが、むしろ、「神は不謹慎に宿る」のではないか。
 あえて言えば、この対談集を貫く主旋律は「不謹慎」かもしれない。そのメロディに多くの読者が共感してくれることをいまは願うばかりである。

  2006年5月5日   佐高 信

 尊敬する佐高 信様。いつも新刊の御著書を献本いただきありがとうございます。「挫けず、がんばれよ!」とポンと肩をたたかれているよな気がします。本当にありがとうございます。 


みなみ あめん坊
 ・中尾 健次【著】解放出版社 (2006-06-30出版)
[A5 判] NDC分類:778.21 販売価:1,680円(税込) (本体価:1,600円)ISBN:4759240446
190p 21cm(A5)

本書は、映画にあらわれた被差別の歴史を、中世から現代まで、時代を追って紹介したものですが、そこに描かれた題材には、部落問題あり芸能民の生活実態ありで、多少、幅があります。

中世(もののけ姫)
近世(侠客春雨傘;鞍馬天狗角兵衛獅子 ほか)
近代(破戒;無法松の一生 ほか)
現代(にあんちゃん;人間みな兄弟 ほか)

中尾先生、いつも御著書の御献本をいただき本当にありがとうございます。

みなみ あめん坊
 本日午前中に細河小学校を訪問された新世界の歌姫・大西ゆかりさん率いるゴスペルクワイア「voice of west」の見事な歌声を堪能させてもらった。
 おなじみの『ヘイリ ホーリー クイーン』をかわきりに『ホールド オン ヘルプ イズ オン ザ ウエイ』『シーズンズ オブ ラブ』『ストンプ』『ハロー サンシャイン』を熱唱。
 お話だとワイワイガヤガヤとなかなか落ち着かない小学生たちもしっかりと聴き入って、歌に併せて手拍子をとっていた。さすがに音楽の力は凄いなとあらためて思った。
 と、同時に凄いなと実感させられたのが大西ゆかりさんの体型だ。テレビで拝見していると、丸顔で藤山直美さん似の風貌のためか、ぼっちゃりした方だと思い込んでいたのたが、それはとんだ思い違いで、スリムに引き締まったボディラインを拝見して「プロを舐めとったら、しばきあげんぞ!!」と云われたような気がした。そして、連日にわたり過食を続けている自堕落な自分自身の有様を大いに反省させられた。

みなみ あめん坊
【某月某日】
 今日は振替休日の月曜日。お昼にざるそばを食べるが少し物足りない。讃岐うどん(乾麺)のストックを発見したので、これを茹でてざるそはに使った刻みネギにシーチキンと生卵、醤油を少々たらしてぶっかけうどんに(沢口靖子のCMをみて一度やってみたかった)。妻が帰ってきて、「お昼を作っておいたのに。。。」と云われて、カレー味のビーフンと焼売、手羽先の唐揚を食す。嗚呼おなかがぐるじい~~~。

【某月某日】
 今日は出張。お昼にカツカレーを食べようと大阪駅前第2ビルへ\(*^▽^*)ノ 550円也。美味くもまずくもなく、本日はもうこれで我慢我慢と思いつつホワイティ梅田を阪急梅田駅へ向かって歩いていると「カツ丼」の看板が(*‘∇‘)。。。500円也。殊更まずくも美味くもなく、またもや食べ過ぎてしまった自分自身にひたすら反省m(_ _;)m これぞメタボリックシンドロームなのだ!!

みなみ あめん坊

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