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☆彡★彡☆彡2015年4月14日★彡☆彡★彡

☆彡基地が嫌なら引っ越せ! ネットや右派論壇に横行するおぞましい沖縄ヘイトスピーチ
(c) LITERA 2015.04.06.

 辺野古がダメなら普天間は継続するぞ──。ようやく実現した翁長雄志・沖縄県知事と菅義偉官房長官の初の会談は、案の定、傲慢無礼な政府の態度が露わになるだけで、発展もなく終わった。

 菅官房長官はこれまでも発言してきたように、「辺野古への移設を断念することは、普天間基地の固定化にもつながるというなかで、政府は関係法令に基づいて工事を進めている」と、沖縄の“県内移設はNO”という民意を無視。対する翁長知事は、「今日まで沖縄県が自ら基地を提供したことはない」ときっぱり撥ねつけ、「(菅官房長官が)上からの目線で“粛々”という言葉を使えば使うほど、沖縄県民の心は離れ、怒りは増幅していく」と釘を刺したが、厚顔無恥な官房長官にその言葉の意味は通じたのだろうか。

 だが、こうした翁長知事や沖縄県民の“当然の主張”に、Twitterや2ちゃんねる上では、おぞましい言葉で批判が繰り広げられている。

「基地がイヤなら、自由に基地の無いところに引っ越してもいいんですよ」
「国防だぞオマエラの我儘にウンザリだ 日本全体を考えろ」
「沖縄ってのは、ゆすりたかりの名人どころか、単なる乞食じゃねーか!」
「いつまでも「たかり」を許すな !!! 甘えきった精神をぶちのめせ」
「たかり体質は沖縄人の本質か!? 沖縄人は、属国国家として「下げた頭で舌を出す」朝鮮と通じるところあり!!」

 わがまま、ゆすりたかり、甘えた精神……。こんな放言でしか物事を捉えられず、「沖縄」という属性で県民を貶めるのは、想像力や知性のかけらもないネトウヨの仕業、そう思う人も多いかもしれない。しかし問題は、評論家やジャーナリストを名乗る人間までもが、ネトウヨの“沖縄ヘイト”を助長するような言説を繰り出していることだ。

 たとえば、経済評論家でネット上でも人気を集める池田信夫は、自身のメディア「アゴラ」に「沖縄県知事は「ゆすりの名人」なの?」と題した記事を昨年12月29日に投稿。2011年にアメリカ国務省日本部長のケヴィン・メアが発したといわれる「沖縄はゆすりの名人」をうけたタイトルと思われるが、記事の中身もまた下劣なものだ。

 まず、池田はしたり顔で〈実は、沖縄県には辺野古移転を拒否する権利はありません。日米地位協定で、米軍は日本のどこにでも基地をつくれるので、日本政府も沖縄県もそれを断れないのです〉と、あたかも選択肢がないかのように誘導しながら、こう断言する。

〈問題は、お金をもらった沖縄県が「やっぱり辺野古移転はいやだ」といいだしたことです。これはたかりより悪い嘘つきです〉
 そして、事実を強引に歪曲してこう続けるのだ。

〈基地を人質にして、本土から金をせびり取ることが「自立的発展」につながるんでしょうか。沖縄の自立をじゃましているのは、こういうふうにいつまでも戦争の古い話を持ち出して本土にたかる人々と、それに甘える県民です。本土のマスコミも「沖縄に寄り添う」などといって、彼らを甘やかしてきました〉 
〈こういうただ乗りは、財政の豊かなときは多少はゆるされましたが、これからは無理です。沖縄県が辺野古移転を拒否するのは自由ですが、振興予算はゼロです。お金をもらう約束をした人が、その約束をやぶったらお金はもらえない。よい子のみなさんでもわかる、簡単な理屈ですね〉

 どうも、池田は沖縄振興予算の意味をまったく理解してないらしい。沖縄振興特別措置法を読んでもわかるように、振興予算は米軍基地の大半を押し付けられている沖縄の「特殊な諸事情」全体を配慮して策定されたのであって、辺野古移転を認めるか否かというのは何の関係もない。「辺野古移転を拒否したら振興予算はゼロ」などというのであれば、その法的根拠を示すべきだろう。

 また、池田はまるで沖縄が金のために基地を引き受けてきたかのように印象づけているが、沖縄は自ら手を挙げて基地建設を誘致したのではなく、政府に基地を押しつけられてきたに過ぎない。

 その金額にしても、沖縄県に対する国庫支出金と地方交付税の合計額は全国17位。とびぬけて沖縄だけが優遇されているわけではない。さらに、戦後通算で見ると、国から沖縄への一人当たりの財政援助額は6割にすぎないのだ。

 むしろ、閣議決定や総理大臣談話で「沖縄の負担軽減」を約束しながら、それを反古にしてきたのは日本政府のほうではないか。

 とにかく、こういう感じでネトウヨ並みの無根拠な印象やデマに基づく沖縄批判が識者の口からも飛び出すようになっているのだ。しかも、由々しきことにこうしたデマに基づく沖縄攻撃は、どんどん増殖している。

 たとえば、ベストセラー『呆韓論』(産経新聞出版)など、嫌韓本の著者として知られる元時事通信ソウル特派員の室谷克実氏は、『韓国人がタブーにする韓国経済の真実』(共著者・三橋貴明/PHP研究所)の中で、その“ヘイト”を沖縄にまで向けている。

〈むしろ、日本政府は沖縄を優遇しすぎている。沖縄の気質は、韓国に似ていると思います。彼らのいっていることは、つまるところ『本土はカネをよこせ』ですから。アメリカ国務省日本部長の観察として伝えられた内容は正しいと思います〉

 また、最近では、飛鳥新社から『「強欲チャンプル」沖縄の真実 すべては“軍命による集団自決”から始まった』(大高未貴)なる沖縄ヘイト本が出版された。メインテーマは集団自決が軍の強制ではなかったとする曽野綾子の『ある神話の背景』を後追いするもので、典型的な歴史修正本だが、著者の大高は現在の沖縄についてもこう指摘している。

〈翁長氏は、「いまはオールジャパン対オール沖縄だ」と規定し、「経済支援はいらない、だから基地をどかせ!」と主張して知事に当選した。この、自分(沖縄)を一方的な犠牲者とし、本土(日本)を全面的加害者とする論理は、韓国や中国の外交姿勢と共通するものであり、何より、先の大戦直後の『鉄の暴風』や「軍命令による集団自決」などに象徴される、米軍の沖縄占領政策における宣撫工作そのものである〉

 このままいくと、嫌韓反中とおなじように、「沖縄の気質」などといって一括りに差別するグロテスクな沖縄ヘイトが、この国のメディアを埋め尽くすのではないか。そんな嫌な予感がしてならないのである。
(野尻民夫)

★彡イメージするだけで筋力アップ! 心と体が密接に関連しているメカニズムを解明?
(c) ヘルスプレス 2015.04.04.

 現代のスポーツアスリートにとって、イメージトレーニングは欠かせないものとなっている。オリンピック選手が「表彰台で金メダルをもらう自分をイメージしてトレーニング」と、インタビューに応じている場面をよく見聞きする。

 スポーツ界に限らず、思い込めばその通りになるという「引き寄せの法則」やナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」など、自己啓発やビジネスの分野でも、その効用が説かれることは多い。ただ、イメージしたものがどのような過程を経て実現するのかという、その仕組み自体はいまだにはっきりとは解明されていない。

イメージするだけで筋肉が変化する

 2012年、「筋肉トレーニング中に、頭の中でイメージするだけで筋肉の強度が約13%増した」という研究報告があった。米オハイオ州のクリーブランド・クリニック財団の研究チームの報告によると、イメージトレーニングによって脳が活性化し、筋肉を効率よく使うことが可能となった結果、筋力がアップするという。

 この報告では、イメージトレーニングと筋肉トレーニングを並行して行えば、脳が筋肉の破壊を認識して成長ホルモンを分泌し、その結果、筋断面積が増えて筋肉が太くなる可能性があることを示している。

 さらに昨年末、それを裏付けるような研究結果が報告された。米オハイオ大学の筋骨格・神経学研究機関のブライアン・クラーク博士は、イメージすることが筋肉にどう影響するのかという実験を行った。

 まず、29人の被験者を14人はイメージトレーニングをするグループ、残りの15人はイメージトレーニングをしないグループに分け、両群を利き手ではない方をギプス固定し、4週間後に全員の筋肉の様子を実験前と比較するというものだ。

 イメトレ群は、「手を使って強く押す」「腕に強く力を込める」などのイメトレ(5秒)と休憩(5秒)を交互に数セット行い、それを週に5日間続けた。4週間の実験終了後の結果は驚くべきものだった。ギプス固定して何もしなかった15人の筋力は、実験前に比べ45%低下。それに対し、イメトレをした14人の筋力低下は23%にとどまったのだ。筋肉を使うことをイメージしただけで、筋力低下を約50%も防いだことになる。

 研究チームは「大脳皮質レベルの神経学的メカニズムにおいて、イメージすることで皮質領域への定期的な刺激が筋力低下を防いだ可能性がある」と述べている。

心と体の密接な関連が次第に明らかに

 精神が肉体に影響を及ぼしうるという研究は、決して今に始まったことではない。代替医療の分野ではよく知られたものだ。たとえばノーマン・カズンズやビル・モイヤーズは、著書の中で「精神や心理状態・感情面が病気やその治癒の過程に影響を与える」と語っている。イメージトレーニングによってがん細胞を縮小させる「サイモントン療法」は、日本でも知られているセラピーだ。

 心と体が密接に関連しているという考えは、東洋医学的な思想に慣れた日本人にとってはなじみやすいものだが、従来の西洋医学の世界では、「非科学的」と懐疑的にとらえがちな傾向にあることも否めない。

 そうした背景を考えると、今回のオハイオ大学チームの研究成果や、脳科学や神経生理学といった分野での興味深い研究報告の増加は、大きな意義があるといえる。

☆彡【北陸新幹線の"経済学"5】加賀の巨大AVメーカーやソープ街はあれど、基本はマジメ……風俗の"開通特需"はすでに終了? エロ不毛地帯はますます過疎化!?
(c) サイゾーpremium 2015.03.31.

――他地域への移動が少ない分、常識に縛られたおカタい土地柄であるという北陸地方。人気ハメ撮りAV監督や風俗の専門家たちが語るエロの未来は案外暗い模様。しかし、彼の地に住まうエロ男子にとっては、東京に出やすくなる分オイシイことも増えそうで……。



[開通プラス度数 +40%]
おカタい風俗不毛地帯だからこそ眠れる変態男子たちには爆発の好機かも!?



humotitai1504s.jpg『不毛地帯 (第1巻)』(新潮文庫)

 さてお次は、男性として気になる下半身事情の行く末。すなわちアダルトビデオ(以下、AV)や風俗業界の今後だ。北陸新幹線の開通で、男女の"開通"機会はどーなる!?

 まずは、全国のテレクラを巡りながら素人ハメ撮り作品を撮り続け、東京から札幌までの道中でゲットした女性の数を競い合う男たちの姿を描いたドキュメンタリー映画『劇場版テレクラキャノンボール2013』もロングラン上映中のAV監督・カンパニー松尾氏に、AV業界における北陸の位置づけを聞いた。

「北陸は、実はAVにとって鬼門なんです。僕はこの業界に28年いますけど、撮影で北陸に行った回数は2回ほど。雑誌やネットで素人を募集しても応募は壊滅的だし、北陸出身のAV女優も皆無に等しい。特に富山はお堅い、保守的な地域として業界でも有名です」(松尾氏)

 いきなり先行き不安なコメントをいただいてしまったが、確かに富山県は貯蓄率や持ち家率が高く大家族も多い傾向があり、共働き率も高い。要は堅実な県民性で、地域コミュニティもしっかりしているわけだが、その半面、常識や慣例に縛られていて世間からはみ出すことを嫌う。そんな土地柄のようだ。

 他方、「北陸でAV」といえば、石川県には北都(現CA)グループの拠点がある。同グループは、AKB48とも提携する大手ECサイト「DMM」を運営するほか、MOODYZやエスワンなど有力AVメーカーを傘下に置く国内最大のAV企業グループだ。石川県加賀市には巨大な工場があり、そこで日々大量のAVが生産され、全国に流通している。当然、それが地元の雇用を支えてもいる。

「CA系のメーカーの人に聞いた話だと、CAから『在庫が何千枚余っているので処分代がいくらかかる』みたいな連絡がたまにあるんだとか。本当にそんな大量の在庫があるのか確かめに現地に乗り込んだら、倉庫に山積みしてあったって(笑)」

 AVメーカーにとっては、北陸新幹線の開通で在庫確認がしやすくなるかも。しかしながら、そんな「AV村」を擁する北陸が、AV不毛の地というのも皮肉な話である。象徴的なのが、松尾氏の『テレキャノ』が、北陸では上映されていないことだ。

「いま『テレキャノ』の上映で全国を回ってるんですけど、北陸からの上映依頼は一切ないですね(笑)。やっぱり、少なくとも表向きはエロを排する傾向が強いのかもしれない。そういう地域性が、交通の便が悪かったこともあって守られてきたんでしょうね。北陸新幹線によってその殻が破られれば、ようやく北陸がエロに目覚めるかもしれない」(松尾氏)





★彡2030年に中国と日本の一人当たりGDPが同じになる試算と理路
(c) 世に倦む日々 2015-04-03 23:30

NHKのニュースで紹介していたとおり、桜が満開の上野公園は中国人観光客で溢れていた。テレビの映像と全く同じで、中国人の特に女性客がひしめいている。セルフィー棒に取り付けたスマホを前方に伸ばし、桜をバックにしたアングルで自撮りしたり、頭上に高く伸ばした位置から桜のトンネルと満員の花見客を撮っているのは、ほとんどが中国人観光客だ。聞こえてくるのは中国語ばかり。中国の訛り喧し公園の人混みの中に桜を見に行く、という感じだった。無論、日本人も多くいるのだけれど、目立たないというか、セルフィー棒を駆使して躍動する中国人の熱気と存在感が大きく、脇で影が薄くなっていた感が否めない。中国人が元気でエネルギッシュなのだ。喜色満面で、気を張っていて、混雑を全く気にしていない。春節のときの駅構内とか、人気の観光地とか、中国のラッシュ地獄はあんなものではないから、日本人のように苦にならないのだろう。来年の桜の季節は、さらに多くの中国人が日本に押し寄せるに違いない。銀座の通りも、テレビで報道しているとおり中国人観光客が無闇に増えていて、ユニクロ銀座店の客は中国人が半分以上になっていた。松坂屋の空間がポッカリと穴が空き、路上を歩く人の声が中国語だけになり、何か違う世界にいるように空しく思われる。

日本を訪れている中国人観光客からすれば、旅行パック料金も、日本での買い物や飲食も、かなり割安に感じていることだろう。価格が安くて、モノとサービスの品質がよく、満足この上ない消費環境なのに違いない。同じ出費で、同じモノとサービスを中国で購入することはできない。中国の都市は物価が高い。商品(財・サービス)が粗悪にもかかわらず日本よりも物価が高い。そのことは、仕事で中国に駐在している日本人とか、出張で頻繁に往来している者の実感だろう。為替レートが変わり、2年前に12.5円だった1人民元は19円になっている。中国人は同じ支出で1.5倍のものを日本から買えるようになり、日本人は逆に3分の2しか買えなくなった。中国の購買力が1.5倍になった。日本の通貨円が安くなっている。日本のマスコミは、ひたすら外国人観光客の増加を歓迎し、この経済現象を言祝ぐ説明と演出で埋め、アベノミクスの成功だと万歳三唱しているけれど、通貨円が安くなっているということは、日本人が貧しくなっているということなのだ。途上国は物価が安い。食べるもの、着るもの、商店で売っているもの、何でも安くて驚く。これまで日本は、どの国より物価が高いことで有名な国だった。今、日本は世界から見て物価が安い国なのであり、先進国でありながら、先進国ではない中国の人々の感覚で、中国よりも物価が安いという異常な経済の国なのだ。

日本人が貧乏になっていること、日本人の購買力が落ちていること、そのことをよく伝えた経済レポートがある。先週(3/25)、ネットで話題になった「軽自動車が200万円」の記事は、今の国際経済の内実をよく説明したものだった。自動車産業はグローバル産業であり、同じ車を日本で生産して150万円なのに、海外で生産したら200万円というわけにはいかないのだと指摘している。グローバル産業の製品は一物一価で、1台200万円で世界市場で売る車は、日本市場でも200万円で売らざるを得ないのだ。世界の主要な国々は、この10年間でGDPを1.5倍に増やしているから、必然的に物価も上昇し、車の価格も上がっているのに、日本は経済が停滞し、GDPも伸びず物価も上がってないから、他国と同じように車の価格が上がることがなかったのだと、そう解説している。当を得たエコノミクス。実にそのとおりで、今後、日本で売る車はもっともっと高くなることだろう。為替が1ドル150円を超えれば、ダイハツの「ムーブ」最上位モデルは250万円の値を付けざるを得ない。日本の貧乏世帯が乗る車はなくなる。それこそ、インドのタタの「ナノ」のようなブレイクスルーで窮地を乗り切るしかなくなるだろう。自動車で起こっていることは、衣料品の世界でも起こっている。ユニクロの主力商品であるストレッチジーンズは4300円だが、従来は2000円とか3000円の価格帯だった。

現在、政府とマスコミは、日本の企業による国内販売製品の価格引き上げについて、それをアベノミクスの政策的な物価上昇のスキームに沿うものとして「優等生」的評価で意味づけ、デフレ脱却=インフレ=景気回復の文脈で積極的に賞揚する語り方をしている。まるで、日本経済と国民生活を幸福に導くモメントであるかのように、値上げの問題を論じている。だが、実際には全く違う。日本経済の実力が落ち、円が切り下げられ、日本人が購買力を失って、これまで買えていたモノが買えなくなっているのであり、生活水準が下がっているのである。経済の現実が教えられているのだ。昨日(4/2)、報ステですき屋の値上げのニュースをやっていた。NHKは、これをデフレ脱却と賃上げの契機として肯定的に報道している。古館伊知郎は、干魃の影響で牛肉の輸入価格が高騰した結果だと説明した。が、肝心なことを言っていない。国際市場で牛肉が値上がりしている決定的な要因は、中国での消費需要の激増にある。NHKの特集番組を見て驚かされたが、何と、5年間で6倍も輸入を拡大させている。従来は豚肉中心だった中国人の食生活が変わり、富裕層を中心に旺盛に牛肉を食べるようになったため、その貪欲で強烈な需要増に対応すべくバイヤーが海外を飛び回って強気の高値で買い付けていた。割を食らったのは日本の商社で、仕入競争で中国に負け、国内に十分な量を調達できなくなっていたのだ。

番組に出た双日食料が牛バラ肉を卸していた大口顧客は、吉野屋だろうか。日本の商社は、牛肉を米国や豪州から買うとき、解体した部位単位で商品輸入し、出荷前の安全検査も厳しい基準を要求する。ところが中国は、各部位ではなく一頭丸ごとの単位で購入するため、米国や豪州の輸出業者にはコストが減ってありがたく、おまけに日本より高い値段で買ってくれるのだ。この競争で日本側に勝ち目はない。少し前、中国人がマグロなど遠洋の水産資源を大量に消費するようになり、マグロは日本人の口に入らなくなるという報道をやっていたが、とうとう牛肉まで同じ範疇に入ってしまった。4年後の2019年には、中国のGDPは日本の3倍になると言われている。この予測はIMFの専門家によるもので、為替変動を厳しく見積もっているかどうか怪しく、実際にはもう少し前倒しで、3年後の2018年には3倍を越えるだろう。アバウトなフォーキャストで恐縮だが、3年後の2018年に3倍に差がついているのなら、15年後の2030年には10倍に開いていておかしくない。GDPが10倍に開いたときは、単純に一人当たりのGDPが日本と中国で同じになっているということである。今からは想像もできない姿だが、15年前の2000年、まさか中国が10年後の2010年に日本のGDPを追い抜くとは思わなかった。20年前の1995年当時は、そんな日は死ぬまで来ないと、半世紀以上かかると私は思っていた。

2014年の中国のGDP値は、IMFの昨年10月の予測によると10兆3550億ドルで、日本の4兆7690億ドルの2倍を超えている。このまま年率7%で単純に成長を続けると、10年後の2024年に20兆ドルを超え、ちょうど2倍の規模に膨らむ。15年後の2028年には27兆ドルになる。15年間ずっと7%成長を続けられるのかという疑問はあるが、為替を考えると、ドルベースで10年後に現在の2倍、15年後に現在の2.7倍の規模は、特に不自然な想定ではないだろう。一方、日本の方は、2012年に5兆9370億ドルだったGDPが、2013年、2014年と数字が小さくなっている。ドルベースでGDP値が縮小している。円安のせいだ。おそらく、2015年も2014年よりドルベースの値は小さくなるだろう。ドルベースで日本のGDPが縮小を続けることは、為替の今後を睨めば長期トレンドと考えていい。さらに、団塊の世代がリタイアした後は日本は本格的な超高齢化社会に移行し、生産活動は一層鈍くならざるを得ない。「失われた20年」という言葉のとおり、1995年から日本のGDPは横這いで伸びてないのだ。先の20年間でGDPを伸ばせなかった日本が、今後の10年、15年でGDP(ドルベース)を伸ばせる保証はない。むしろ、この2年間のトレンドこそが真実で、日本のGDPはマイナス成長が基調になると見るべきだろう。試算として、年率3%ずつマイナス成長を続けると、2030年の日本のGDPは2兆9300億ドルにまで萎む。

逆に、年率7%成長をずっと続けた中国は、2030年に30兆5880億ドルとなり、この時点で日本の10倍の規模となる。極端な試算ではあるが、長期の見通しはこんなものだろう。英エコノミスト誌の予測では、2050年に日本は一人当たりGDPで韓国の半分になっている。2030年に中国の一人当たりGDPが日本と並ぶと予測しても、さほど荒唐無稽とは言えまい。中国も急速に高齢化が進み、15年後には「世界の工場」の活力は失っているだろうが、人民元国際化のプロジェクトが奏功し、アジアの金融大国と呼ぶに十分な姿に変貌していると思われる。人民元をアジア・アフリカの基軸通貨に据えることに成功したなら、今の米ドルと同様、紙幣を刷って需要を作り出すことができ、通貨マスプリで内需を起こし、中国経済を拡大均衡させることができる。人民元金融圏に入った諸国から集まる冨が、人民元の貨幣信用をバックアップする価値実体となる。中国は消費大国となり、この半世紀の米国のように、次の新興国の製造業の市場となり、人民元を支払い、新興国企業が貿易で溜め込んだ人民元マネーを金融市場で増殖する胴元となる。その莫大な利益で国家を運営する超大国となる。中国経済は、製造業の輸出で稼ぐのではなく、金融と消費が成長エンジンに変わる。本来、この「帝国循環」は日本が担うところだったが、日本が米国に遠慮して辞退したため、中国に歴史の順番が回ってきた。オフショア人民元という通貨は、それだけ意味の大きな存在だ。
 
日本には成長のエンジンがない。成長するための武器がない。中国にはある。

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Commented by amenbou at 2015-04-15 15:19
アンジェリーナ・ジョリー主演のソルト (2010年)をみた。いゃー痺れた。よかった。国家権力の闇を抉るという点では断然スパイ物だな。女たらしでニヤケで、決して国家と女王陛下には逆らうことがない007なんて論外だが、人間性の原理に覚醒する韓国映画・シュリとかハリウッド作品のボーンシリーズ(マット・デイモン主演)、そしてこのソルトには拍手を贈りたい。
わが日本映画(TVドラマも含む)が情けないのは、こうした国家の闇に迫る作品がないばかりか、人権意識の欠片もない警察をヨイショするモノばかりを量産し読解力のない人びとを洗脳していることだ。
by amenbou | 2015-04-14 00:00 | ニュース・メディア・映画 | Trackback | Comments(1)

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