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☆彡★彡☆彡2015年6月6日★彡☆彡★彡

★彡南沙埋め立ても“利用”へ 中国の脅威を喜ぶ安倍政権の危険度
(c)日刊ゲンダイ 2015年6月3日

「強硬中国止められず」「南沙埋め立て“軍事目的”」――。南沙諸島をめぐってエスカレートする「アメリカVS中国」の対立を日本のメディアが大きく取り上げている。軍事衝突を予測する声まで飛び出している。しかし、本当に一触即発なのか。強まる“中国脅威論”にニンマリしているのが安倍首相だ。

 アジア安全保障会議で、アメリカのカーター国防長官が「即時中止」を要求したことで、中国による南沙諸島の埋め立てが一気に国際問題化。批判された中国サイドは、「アメリカは絶対に勝つ自信があるのか」と、とうとう戦争まで口にしはじめている。

 会議に出席していた日本の中谷防衛相も、「力による一方的な現状変更に反対する」と中国を強く批判し、安倍首相は来週開かれるG7で埋め立てへの懸念を表明する予定だ。

 しかし、安倍政権は内心、中国の強硬姿勢を歓迎しているのが実態だ。
「この通常国会で“安保法制”を成立させたい安倍首相にとって中国の脅威が高まるのは、願ったりかなったりです。世論調査では、反対の声が強いが、中国の脅威を突きつけられれば、安保法制への賛成が増えると計算しているのです。もともと、安倍応援団からは“北朝鮮にミサイルをぶっ放して欲しいくらいだ”という声が上がっていた。安倍官邸は意図的に中国の脅威を煽っていくはずです」(官邸事情通)

■アメリカの要望通りに進める安倍首相

 アメリカにとっても、このタイミングで中国脅威論が高まるのは悪い話じゃないらしい。アメリカの本音は、2012年11月、「ヘリテージ財団」の北東アジア上席研究員だったクリングナー氏が書いたリポートだとみられている。

「アメリカは日本の政治的変化を利用して同盟を深化させるべきである」とタイトルのつけられたリポートには、こう記されている。
〈日本国民のあいだに中国への懸念が広がりつつあるという状況は、アメリカ政府にとって、政策目標を達成する絶好の機会である〉〈日本が防衛費支出を増大させ、集団的自衛権を可能にし、沖縄の基地代替施設の建設を推進することになれば、アメリカにとって有益なことである〉

 要するに中国脅威論が強まれば、日本は集団的自衛権の行使を認めるようになり、辺野古基地も造るだろうということだ。いま安倍首相が進めていることは、3年前にアメリカが要望していたことでもあるのだ。

 しかし、日本政府が中国の脅威論をいたずらに煽っていたら、最悪の事態になりかねない。元外務省国際情報局長の孫崎享氏がこう言う。

「南沙諸島について日本は、直接のステークホルダーではない。第三者の立場です。しかも、いま日本と中国は決して良好な関係ではない。その日本が声高に批判したら、中国は引くに引けなくなり、行動をエスカレートさせかねない。逆効果です。もともと、アメリカも中国も戦争をする気はないのだから、日本は余計なことをしない方がいい。しかも、南沙諸島の埋め立ては、ベトナムも行っている。中国からしたら、なぜ中国ばかり批判するのか、となるでしょう」

 外交のイロハを知らない安倍首相は、中東を訪問した時「イスラム国」を怒らせ、結果的に2人の日本人が犠牲になっている。「地球儀俯瞰外交」などと、もっともらしいことを口にしているが、この男のために日本の危険は高まるばかりだ。

☆彡相次ぐ政治家の路チュー、カネ問題…官僚がリークの嵐?バカすぎる政治家に呆れ憂さ晴らし
(c)Business Journal 2015.06.03

 2012年12月に第2次安倍内閣を発足した安倍晋三首相は、今年5月20日に祖父・岸信介の首相在任期間1241日を抜いて戦後歴代6位の在職日数を記録。経済優先の姿勢を掲げ安定した支持率を保ち、念願だった「戦後レジームからの脱却」の象徴である憲法改正の具体的なロードマップまで描けるようになった。しかし、こんな順風満帆に見える安倍政権だが、実はその足元が揺らいできている。

キャリア官僚が閣僚のスキャンダルを暴露

「安倍首相の政権運営スタイルである官邸主導に、キャリア官僚が静かな反乱を起こしています」

 こう語るのは、政治担当の週刊誌編集者・A氏だ。

「55年体制までは、役所が法案を作り、大蔵省(現・財務省)が予算を配分する……というように官僚が政策を担い、政治家はこれを追認するだけでした。しかし、小泉政権から政治主導が強まり、安倍政権においては完全に官邸が主導権を握っています。こうした現状を面白く思わないキャリア官僚が“意趣返し”として今、国会議員のスキャンダルを次々とマスコミにリークしているのです」(同)

 第2次安倍内閣では、松島みどり法務大臣、小渕優子経済産業大臣、西川公也農林水産大臣の3人が「政治とカネ」の問題で辞任しており、第1次安倍内閣時代を含めると、7人もの大臣が辞任している。このほか、先日「週刊ポスト」(小学館)が高市早苗総務大臣の融資口利き疑惑を追及したことも記憶に新しいだろう。これらもすべて、キャリア官僚のリークが発端なのだろうか?

「辞任した閣僚については、官僚のリークが発端というわけではないようですが、報道後に、『実はこういう話もあるんです』と、キャリア官僚がメディアに情報を持ち込んでいたと聞きます。また、中川郁子農水政務官の“路上キス”については、実際に執務室や公用車でラブラブに電話する政務官にあきれた農水官僚のリークが発端でスキャンダルになったと聞きました」(同)

スケジュールや人間関係まで把握

 また、大手新聞の政治担当記者・B氏はこう分析する。

「大臣といえども国会議員ですから、公務以外のスケジュールについても議員秘書が受け持ちます。しかも、議員秘書に限らず、役所から派遣された秘書官や秘書課もスケジュールを把握しています。そして何より大臣本人が、自身の“偉くなった姿”を自慢しようと多くの支援者を大臣室に呼び入れるため、スケジュールだけでなく、彼らの人間関係もまた、役所に筒抜けになるのです。

 安倍内閣で辞任した閣僚を見ればわかりますが、農水省や法務省など、いずれも安倍首相が重視していない役所の大臣ばかりです。官僚として出番が減っただけでなく、どうしようもない大臣を相手にしなければならないとあれば、憂さ晴らしにスキャンダルをリークしたくもなるのでしょう」

 高い支持率を背景に安保法制から憲法改正に突き進む安倍首相。政権を支えるはずのキャリア官僚から反旗を翻されているとは、思ってもみなかったのではないか。飼い犬に手を噛まれた首相率いる現政権のスキャンダルは、まだまだ続きそうだ。
(取材・文=山野一十)

★彡"異状死"の解剖率は僅か11.1%! 死因特定は「オートプシー・イメージング(Ai)」で可能か?
(c)ヘルスプレス 2015.05.28.

 わが国では、犯罪あるいはその疑いがある死体、さらには、死因が不明な死体などは「異状死」と呼ばれ、まずは警察に届けられます。そして、警察で検視が行われ、次のように分類されます。

①犯罪死体
②犯罪による死亡の疑いがある死体(変死体)
③非犯罪死体

 犯罪死体(明かに犯罪による死亡)は「司法解剖」、「変死体」(犯罪の疑いがある死亡)は「司法検視」が行われ、必要に応じて司法解剖が行われます。そして、非犯罪死体は「行政解剖(死体見分)」が行われます。

異状死の解剖は11.1 %しか行われていない

 平成25年に警察に届けられた死体は16万9047体(交通関係、東日本大震災による死者を除く)。すべての中で「異状死」が占める割合は約12%(変死体2万339、犯罪死体514)にものぼります。警察官は人間の最期に臨場し、それがどのような死であるか大事な判断をしなければなりません。このような業務を担当していることに、敬意を表します。

 さて、検視で重要なのは、まず犯罪を見逃さないことです。第三者の手が加えられていないか、偽装がないか、事故であればどのような状況で死亡したかなどを、警察官の目から明らかにしなければなりません。

 詳しい死因は医学的知識を備えた医師でなければ判断できないので、医師による「死体検案」も行われます。東京23区、大阪市、横浜市、名古屋市、神戸市では、監察医と呼ばれる専門の医師が死体検案を担当。それ以外の地域では、嘱託医などが担当して死因を決定します。

 死体検案は、主に外表検査のため、死因の決定には限界があります。本来ならば、司法解剖や承諾解剖(遺族の承諾を得て行う解剖)で正確な死因を究明すべき。ですが、わが国の解剖率は11.1%(平成24年)と低いのが現状です。

 死体検案では、死者の生前の状況、病歴、死体の所見(溢血点の発現など)などから死因が推定されますが、容易ではありません。そのため、少しでも正確な診断をするために、尿を採取して薬毒物のスクリーニング検査をしたり、脳や脊髄の周りに流れている液の性状を調べたりしています。

解剖をせずに「Ai」だけで死因を特定できるか?

 また、できるだけ死体に傷をつけずに体内の状態を調べるために「CT(コンピューター断層撮影)」が行われます。CTで得られる体を"輪切り"にしたような画像は、死因の特定には非常に有効です。このような検視は「オートプシー・イメージング(Autopsy Imaging=検死画像診断)」、略して「Ai(エーアイ)」といわれています。

 死因の決定は、根拠に基づかなければなりません。体内の状態を画像で確認できれば、外表検査に比べて格段に多くの情報が得られます。近年では、死亡が確認された異状死体にCT を行ったり、大学の法医学教室でCTよる死因の特定も行われています。

 死体が発見された現場の状況や、限られた死体所見に基づく医師の「勘」や「経験」に頼る時代から、大きく進歩しています。ただし、Aiは万能ではありません。

 たとえば、心筋梗塞や脳梗塞などは死亡後にCT で検出することは、ほぼ不可能です。死後は血流が止まっているので、生きている時のCT画像とは異なります。生きている場合、より正確な病気や怪我の程度が判断できますが、死体には血液中に造影剤を送り込めません。無理をすると病変部を破壊することもあり、死後のCT検査では臓器の損傷が検出できないことがあります。

 ある医師が、異状死体の死因について「Ai」と「解剖」の診断を比較したところ、診断が一致したケースは3割にも満たなかったそうです。

 考えてみれば私たちは、病気を明らかにするためにさまざまな検査を複合的に受けます。CTだけで診断できることが少ないからで、Aiに限界があるのは当然かもしれません。

 そもそも、Aiの有用性が叫ばれる背景には、わが国が抱える検視、検案、解剖体制の問題点があります。「自殺と処理された事案が他殺」「病死が実は中毒死」などの報道を耳にすることは少なくありません。

 警察庁の把握では、平成10年以降に発覚した犯罪死の見逃しは43例あり、そのうち38例は解剖を実施せず、検視と死体検案のみで死因や犯罪性が誤判定されていました。

 Aiを行えば、これらが解決されるとは思いません。また、いくらベテランの捜査員と専門の医師が担当しても、限られた情報と経験だけに頼ることには限界があります。まずは、疑って根拠に基づく判断をし、根拠が乏しければ積極的に検査(薬毒物や画像の検査など)を行うことが重要です。

 しかし、解剖検査に優るものはありません。警察の皆さんにも安心して頼っていただけるように、法医解剖を担当する者が門戸を広げる必要があると痛感しています。

一杉正仁(ひとすぎ・まさひと)
滋賀医科大学社会医学講座(法医学)教授。厚生労働省死体解剖資格認定医、日本法医学会法医認定医、専門は外因死の予防医学、交通外傷分析、血栓症突然死の病態解析。東京慈恵会医科大学卒業後、内科医として研修。東京慈恵会医科大学大学院医学研究科博士過程(社会医学系法医学)を修了。獨協医科大学法医学講座准教授などを経て現職。1999~2014年、警視庁嘱託警察医、栃木県警察本部嘱託警察医として、数多くの司法解剖や死因究明に携わる。日本交通科学学会(理事)、日本法医学会、日本犯罪学会(ともに評議員)など。

☆彡エロすぎる護憲派! 愛人にしたいグラドル・橋本マナミが『そこまで言って委員会』で安倍政権を批判
(c)LITERA 2015.06.02.

「愛人にしたい女性ナンバー1」「平成の団地妻」「ポスト壇蜜」と呼ばれ、現在、バラエティ番組に引っぱりだこのグラビアアイドル・橋本マナミ。先日はビートたけしが橋本に「俺は女2人しかいないから3人目どう?」と打診したものの、けんもほろろだったことを明かしたが、それほど世のおじさんたちにとって橋本はミューズ化しているらしい。

 だが、そんなグラビアの女神がこんな発言をテレビ番組で行い、大きな話題を呼んでいる。

「日本を戦争に導かないで!」「安全よ なくさないで 第9条」

 ──橋本がそう述べたのは、『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)5月24日放送でのこと。ご存じの方も多いと思うが、同番組は保守論客がこぞって出演する“極右”番組で、安倍晋三首相もこれまで何度も登場している。


 この放送回では、まず、『「暴走している」との声もある安倍総理にキツーいツッコミを!』というお題が出た。お題に沿ってゲスト陣が自身の主張をパネルで披露するのが同番組のお約束なのだが、毎度、安倍首相のヨイショばかりのこの番組が本気でツッコミを入れようなんて考えていないことは明白。しかし、そこで橋本は「日本を戦争に導かないで!」と堂々と打ち出したのだ。

 もちろん、まわりのパネルには「行け行け どんどん」(桂ざこば)「役所の骨抜きに気をつけろ!!」(金美齢)などという言葉が並び、その主張は浮きまくり。司会の辛坊治郎も「いいですね〜、橋本マナミさん。あの〜、この番組ではついぞ、ついぞ見ることのないパネルです!」と煽り、「どうぞ!」と乱暴に橋本に説明を求めた。

 まるで橋本をバカにしたような態度を取る辛坊に少々困惑しながらも、しかし彼女は、慎重に言葉を選びながら、真剣な表情でこう語り始めた。

「安倍首相がアメリカと同盟を結ぶことというのは、日本を守ることだと思うんですが、やっぱりそれをすることによって、戦争に参加するっていう……自衛隊を送り込んで。そうすると、日本にテロとか、(アメリカの戦争に)参加しているっていうことで、海外からそういう危ないことが起こってしまうんじゃないかなって思って。(安倍首相は)戦争はしませんとは言ってるけど、実際、ちょっと危ないんではないかなと思います」

 この橋本の主張に黙っていなかったのは竹田恒泰だ。「アメリカと日本が同盟になったっていうのは安倍さんが決めたんじゃないんですよ! 何十年も前から同盟なの!」と金切り声を上げた。唯一、橋本を擁護したのはゲストの共産党・小池晃氏のみで、「日本を戦争に導かないでって橋本さんおっしゃった、そういう不安、広がってますよ? その国民の疑問に答えるのは国会の責任ですよ」と述べたが、それも竹田がしゃしゃり出て「広がってない!」とヤジを飛ばした。

 だが、橋本はめげなかった。さらに憲法改正について議論が及ぶと、前述したように橋本は「安全よ なくさないで 第9条」と川柳を披露。9条への思いをこのように語った。

「第9条で戦争がなく、この70年きたということで、その9条をなくしてしまうとなると、戦争に自衛隊が行って、自衛隊の方たちが亡くなったりですとか、日本までもがテロの標的になったりすると、国民も亡くなってしまう。たくさんの人が……」

 ここでも竹田が「(テロで国民は)もう死んでるよ!」と大声で茶々を入れ、橋本の言葉は遮られてしまう。そして竹田は「だから芸能界はダメなんだよ〜」と言うのだ。

 華原朋美や元AKBメンバーなど、売名行為のように芸能人と二股恋愛してきたお前にだけは絶対に言われたくない!という一言だが、竹田につづいて金美齢も口を開き、「いちばんおかしいのはね、ずっと平和でいられるというふうに信じ込んでる、またすり込まれている、そういうメンタリティ。それがいちばんおかしい」と批判。そしてお調子者の竹田が「彼女がいけないんじゃなくて、教育がおかしいんですよね。教科書と先生とか」と、安倍首相よろしく“日教組のせい”と言わんばかりに話を掻き乱すのだった。

 この竹田の発言に呼応するように、ネット上でも「橋本マナミはお花畑思想」「悪しき教育の犠牲者」という書き込みが見られたが、果たしてそうなのだろうか。もしも彼女が日本の教育の犠牲者なのだとしたら、“右倣え右”という同調圧力を身につけ、こんな場で、他の誰も言わないことをたったひとり主張することなどしないだろう。

 なにより、コメンテーターや評論家でさえ政治的発言を行うことを恐れる現在、電波に乗せて堂々と安倍首相に「危ない」と述べる、この毅然とした態度はどうだ。しかも、保守と呼ぶのも恥ずかしいような論客が集う“地上波のチャンネル桜”のような同番組でこんな発言を行うのは相当なプレッシャーだったはずだ。

 しかも、橋本の愛人グラビア路線の先鞭をつけた壇蜜も、『サンデージャポン』(TBS系)に出演した際、「9条バッチ」を服につけていたとして話題を呼び、ネトウヨから攻撃を受けた。その際、壇蜜の事務所は取材で「スタイリストが用意した服に付いていただけで、ネット上で騒がれているようなことは特にありません」と答えている。こうした事例を考えれば、事務所側も政治的発言には慎重にならざるを得ないと思うが、橋本はそうしなかった。これだけでも橋本の勇気を買いたいではないか。

 ぜひ橋本には今後も、「平和を愛するグラビアアイドル」「エロ過ぎる護憲派」として活躍を期待したい。そして、できれば全国ネットの番組でも、ネトウヨの攻撃に負けず、信念を貫いて戦争にはNOと言ってほしいと思う。
(水井多賀子)





★彡翁長沖縄県知事が人々を熱狂させるワケ 安倍政権が"カリスマ"を生み出した
(c) AERA編集部  2015年05月26日

3万人が琉球語の「檄」に酔いしれた。沖縄の人々を熱狂させる「翁長雄志」という英雄を生み出したのは、沖縄に冷淡な安倍政権である。

那覇と東京との距離は、さらに、広がっていた。

1カ月半ぶりに訪れた沖縄は、ちょうど「本土復帰の日」の5月15日を迎えていた。

沖縄県庁のロビーに立つと、正面に飾られた21人の肖像に衝撃を受けた。初代琉球国王から、米軍占領下の琉球政府行政主席、それに歴代知事。最後のひとりはもちろん、米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、安倍政権と“取っ組み合い”のけんかを続けている翁長雄志(おながたけし)知事である。

この肖像の展示は「うぐい(肖像)プロジェクト」と呼ばれ、県庁や県立博物館や美術館など、数カ所を巡回する。「沖縄」の権力史ではなく、500年以上におよぶ「琉球」の権力史を明らかにするものだ。民間団体の事業だが、県も全面的に協力。琉球史は、日本への併合、米軍統治、本土復帰を経ても途絶えておらず、自分はその系譜の中にある──そんな翁長知事の「自意識」が込められているように、私には思えた。

17日の反辺野古移設の県民大会は、30度を超える暑さのなか、異様な興奮に包まれた。事実上の「東京」への宣戦布告であることは誰の目にも明らかだった。

準備期間は1カ月。3万人収容の「沖縄セルラースタジアム那覇」が埋まるかどうか、不安説も流れた。ところが、ふたを開けてみると、中に入れない人が出るほどの盛況で、3万5千人(主催者発表)が集まった。
「4万人、5万人としてもよかったのですが、過去の沖縄での集会に対し、右派から『数字が水増しされている』と批判されたこともあり、今回は3万5千人と慎重な数字にしました」大会主催者の幹部は、うれしそうに語った。

■辺野古基金にひと月で2億円

会場の空気が2度、ぐらぐら震えるのを感じた。

最初は4月に始めた「辺野古基金」の募金が2億円を突破したと報告されたとき。目標は3億5千万円。「7割が本土からの資金です」とのアナウンスに、会場はさらに沸いた。映画監督の宮崎駿さんらと共に基金の共同代表を務めるジャーナリストの鳥越俊太郎さんは壇上で「100億にしよう」と力を込めた。

トリを務めた翁長氏は、いきなり「島言葉(しまくとぅば)」と呼ばれる琉球語で語り出した。最近、沖縄県の集会では、琉球語が使われる頻度が目に見えて増している。

世界の民族分離・独立運動で、ある集団が従来の母集団との「違い」をアピールする際に用いられるのは、「言語と歴史」の独自性である。そんなことが、冒頭の肖像画と琉球語のあいさつから、頭に浮かんだ。

翁長氏は最後に安倍晋三首相を名指ししながら、再び琉球語で声を張り上げた。

「ウチナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をないがしろにしてはいけません)」

スタンドの人々の目がパッと見開かれ、さざ波が広がるように全員が立ち上がり、指笛と拍手が1分ほど鳴り響いた。

いささか大げさとのそしりを覚悟して言えば、「新しい琉球の王が誕生した瞬間ではないか」と感じられた。

リゾートやホテルを経営する「かりゆしグループ」のオーナーで、翁長氏を最側近として熱心に支援する平良朝敬(たいらちょうけい)氏は言う。

「あの一言を聞いた瞬間、『そうだー』と心に響きました。私が事前に見た原稿にはなかった言葉です。知事の心の中から、自然にあふれ出たのでしょう。安倍首相が米議会でカンペを読んだのとは違います。『粛々と進める』とか、『抑止力の維持』『普天間の危険性除去』とか、東京が語る冷たい言葉に対して、『バカにするな』という沖縄の気持ちを代弁してくれた」
うなだれる議員 現代の琉球処分

翁長氏を知事就任からわずか半年でカリスマに仕立てたのは、逆説的に言えば日本政府であり、安倍・自民党政権であることは、疑いようのない事実だ。

翁長氏はもともと、自民党の典型的な保守政治家で、那覇市長を4期務めた。那覇の繁華街・松山のバーのママは笑う。

「翁長さん、飲みに来るたび、俺は知事には絶対ならない、市長のまま政治家を終えるんだって熱く語っていたわよ」

そんな翁長氏を、容認から反対へ、市長から知事へと本気で向かわせたのは、一昨年11月、沖縄県選出の自民党国会議員5人全員が、党中央から辺野古反対を捨てるよう説得され、うなだれながら当時の石破茂幹事長と一緒に会見に臨んだ姿だったといわれている。

「あれは現代の琉球処分ですよ。力で抑えつける東京の姿勢が分かって、沖縄全体に火がついたのです」(前出の平良さん)

琉球処分とは、明治政府が武力を背景に琉球国王を廃し、強制的に日本国に統合して沖縄県を誕生させたことを指す。

翁長氏を見ていると、1995年の米兵による少女暴行事件で、日米両政府を相手に立ち回った革新県政の大田昌秀元知事と、どうしてもダブってしまう。しかし、県民大会に大田氏の姿はなかった。

大田氏に会うと、意外にも翁長評は辛口ばかりだった。

「オール沖縄と言うが、容認の市町村長がいます。まだまだオール沖縄ではありません」

翁長氏の父親は、大田氏の政敵だとされる。大田県政時代に県議だった翁長氏は、議会質問でさんざん大田氏を苦しめた「過去」もあるらしく、2人は共闘関係にはならないようだ。ただ、大田氏も、辺野古反対の方向性は支持している。
全国の世論も移設反対が多数

県民大会の成功により、沖縄は「辺野古阻止」で固くまとまった。次は、どんな戦略で日本政府に立ち向かうのか。

沖縄を前回訪れたときは、いささか暗いムードが漂っているように感じた。県による埋め立て中止指示が国の「指示効力停止」の決定によって阻止され、むなしく空振りに終わったからだ。ところが、今回はムードが一転して明るくなっている。

今、翁長氏を喜ばせているのは、大手メディアの最新の世論調査結果だ。朝日、毎日、日経などの各紙で、辺野古移設反対への支持が、不支持を軒並み上回った。翁長氏サイドは「平均10%、沖縄支持が上がった」と分析している。翁長氏は、安倍首相、菅義偉官房長官、中谷元・防衛相との会談で、「銃剣とブルドーザー」「菅氏とキャラウェイ米高等弁務官の姿が重なる」など、メッセージ性の強い発言を繰り返した。翁長氏サイドは、そのことが世論を喚起させたとみている。

当面の戦略は「情報戦」を仕掛け、沖縄に対する、さらなる世論の共感を勝ち取ることだ。翁長氏は5月20日、東京都内の日本記者クラブと日本外国特派員協会で相次ぎ会見。日本メディアからの単独取材は断っているが、ニューヨーク・タイムズなどの国際メディアの個別取材では、「辺野古の新基地は絶対につくらせない」と発信した。

それにしても、政府と沖縄との間でいっさい、建設的な対話が行われる兆しが見えない。

沖縄の誰もが口にするのは、「昔の自民党は違った」。実際、いまの自民党中央は、現在の翁長体制にほとんどパイプを持っていない。1990年代までは、橋本龍太郎、小渕恵三、野中広務、梶山静六、鈴木宗男などの「沖縄族」たちが、良くも悪くも県政界と深く付き合っていた。こうした顔ぶれは、いずれも派閥でいえば「経世会」に所属していた政治家。いま絶頂にある安倍首相らの「清和会」は、沖縄との縁が深くはない。

■前出の大田氏は振り返る。

「昔、官房長官だった梶山さんと一緒に、沖縄のホテルの地下のバーで、いろいろ沖縄の振興策を話し合ったものです。橋本さんともさんざんやり合ったが、ホットラインでいつでも話し合えた。彼らは安倍首相のように押し付けがましいことは、ひとつも言わなかった」
安倍政権が「切り札」と考えている沖縄懐柔策のひとつに、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の誘致や、カジノ建設があるとささやかれている。だが、そうした“アメ”が、どこまで通用するのだろうか。

革新勢力を翁長支持に集結させた立役者のひとりで、辺野古のある名護市選出の県議、玉城(たまき)義和さんは、こう話す。

「沖縄の本気度を、安倍さん、菅さんは見誤っています。過去の沖縄は保守が安保賛成、革新が基地反対で割れていましたが、『基地の整理縮小』の一点で保革が折り合いをつけた。これは崩せません。沖縄の状況は、復帰後最大の住民運動の高揚期に入っています。東京は事態の深刻さを認識できていない」

■厳しい対米交渉、駐日大使もダメ

沖縄は、米国とも向き合わなくてはならない。翁長氏は27日から20人以上を引き連れて訪米し、沖縄の民意を説明する方針だ。しかし、日程が近づくにつれて、悲観的な見方が強まっている。先の日米首脳会談では、安倍首相とオバマ大統領が「辺野古移設が唯一の解決策」と確認したばかり。翁長氏が米国で冷淡に扱われる可能性は高い。

米国に基地問題と女性の人権問題を訴えてきた沖縄社会大衆党の参議院議員、糸数(いとかず)慶子さんも、翁長訪米に合わせてワシントンに滞在するが、状況の厳しさは感じている。昨年6月に沖縄を訪問したキャロライン・ケネディ駐日米大使とのやり取りを振り返って、こう話す。

「何度も面会を依頼しても会えなかったので、このときは半ば強引に近づいて名刺を渡しました。ところが、基地の話を始めたとたん、『大変お美しいですね』と関係ない話ではぐらかされてしまいました」

会いたいと頼んでも、大使はイエスともノーとも言わず、笑顔で車に乗り込んだという。

名護市辺野古の海兵隊キャンプ・シュワブ周辺の空気は、すさんでいた。反対グループによる24時間態勢の座り込みは、300日を数える。道ゆく車に反対への賛同を呼びかける人々。そこに沖縄に本拠を置く右翼団体の街宣車が近づいた。付近に待機していた私服警官たちが飛び出してブロックし、Uターンさせた。「反日行動はやめろ」「翁長は売国奴」。拡声機の声が響く。
名護市在住の芥川賞作家、目取真(めどるま)俊さんは連日、カヌーで辺野古沿岸の工事水域にこぎ出し、抗議行動に参加している。目取真さんによると、海上保安庁の対応は厳しくなる一方で、「ライフジャケットの襟をつかんで海に頭を突っ込んだり、カヌーをわざと転覆させたりと、荒っぽい取り締まりが続いて、けが人も増えています」

沖縄側は「まずは中断して、話し合いを」と求める。しかし、話し合いは「工事中止のため」だと分かっている安倍政権は、夏までに本体着工を行うとの考えを崩していない。

■本土と沖縄の分厚い「心」の壁

沖縄戦が事実上終結した「慰霊の日」の6月23日や、埋め立て承認の取り消しを視野に入れた第三者検証委員会の最終報告が出る7月に向けて、今後も沖縄はボルテージを上げていくだろう。着工へ突き進んで、沖縄をさらに過激な道へ追い込んでいいのか、と危惧する人は、永田町や霞が関でも少なくはない。

翁長氏は、20日の日本記者クラブでの会見冒頭、琉球語と日本語の両方を使い、虐げられた沖縄の歴史を読み上げた。この日、おそらく翁長知事にとって、最も気持ちを込めたメッセージであったに違いなかった。

会見後、在京テレビ局の記者が、撮影スタッフと交わす会話が聞こえた。「あの最初の変なよくわからない現地語は、知事の趣味の部分だから、全カットな」

翁長氏が突破すべき壁は、いくつもある。だが、そのなかでも最も難しいのは、本土と沖縄との間に横たわる、分厚い「心」の壁に違いない。

(AERA編集部:野嶋剛)※AERA 2015年6月1日号

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Commented by amenbou at 2015-06-06 11:22
昨日は雨で16℃というのに、新製品につられガリガリ君のグレープフルーツ味を食べてしまった。寒かった(^^;;
Commented by amenbou at 2015-06-06 11:23
石倉 直樹
私も「新製品」「〇〇限定」に弱いです。「トクホ」は信じてませんが。
Commented by amenbou at 2015-06-06 11:23
一昨日アジトで太平洋産キハダマグロの刺身をアップした後、iPhoneの電源が入らなくなってしまい焦った。仕方ないので、淡路島産本キスの天ぷら(店長がワカサギの天ぷらもオマケしてくれる)とトマトとアボガドのミルフィーユサラダを食べ、読谷の残波をベースにホッピーとシークワーサーソーダを飲んで早々と帰った( ^ ^ )/■
Commented by amenbou at 2015-06-06 11:23
昔、日本にはスペインのようなタパスが食べれるバルがないと嘆く女性がいたので「そんなことない。イギリスにはパブ、フランスにはカフェやブラッスリー、アメリカにはデリ、アジアには屋台、日本には居酒屋、すし屋、そば屋がある」と指導してあげた(別に感謝はしてくれなかったけど)。あれから○十年…いまや居酒屋、すし屋、そば屋は女性客のほうが圧倒的だ。ぼくが行くアジトも予約しないと行けないくらいの人気ぶりだ(^^;
Commented by amenbou at 2015-06-06 11:24
女性客といえば、かつてオッサンの聖地だった松葉の串カツ(新梅田食道街)も三分の一から約半分は女性客だ。外国人客も増えた。餃子の王将にも「いや~ん…男ばっかし!!」と言いながらオバハンらがなだれこんでくる。そういう光景をみながらランチはスパゲティかうどん屋で天丼を食べている女性は可哀想だと思う。
Commented by amenbou at 2015-06-06 11:24
パチンコと喫茶店から遠ざかって早20年…理由はタバコが臭いからだ。しかし、居酒屋だけはやめれない。防御策として年がら年中扇子を持ち歩いている。路上や歩行喫煙を規制しはじめたが、飲食店は客の減少を恐れなかなか全面禁煙に踏み切れない。旅行の際は防臭スプレーを持参している。タバコを吸って恥じない人は味覚オンチだと断じておこう。恥を知れ!
Commented by amenbou at 2015-06-06 11:24
21時~5時半、白河夜船。風呂で届いた『紙の爆弾7月号』を読む。まずは内田樹さんと鈴木邦男さんの対談<日本を覆う「普通の国コンプレックス」の正体>。アメリカ占領軍が①平和と人権の憲法②PTAと学校給食③アメリカのホームドラマで日本人を洗脳したという話から。鈴木さんは「ホームドラマはタダで配られた。韓流ドラマもタダでアジア各国に配られている」と指摘。しかし、①~③は日本にはなかった民主主義が登場したのだから否定できないだろう。(つづく)
Commented by amenbou at 2015-06-06 11:25
問題は①平和と人権の憲法②PTAと学校給食が名目はともあれ実態は骨抜きにされつづけたことだ。PTAは保守の牙城で、野心家男の政治家への登竜門だ。③のホームドラマは、欧米への羨望とコンプレックスを戦前より掻き立てのはいうまでもない。③だけは左右とも同調し、①と②は戦前のままといわれても仕方がない有様である。
Commented by amenbou at 2015-06-07 17:44
豌豆ごはんは全国的ではなく大阪だけだと、たまたま見たよみうりテレビの秘密のケンミンショーでやっていた。関東以北の人たちは豌豆ごはんをグリーンピースの豆ごはんだと思いこんでいた。こんな美味しいのを知らない人たちを可哀想だと思った。
by amenbou | 2015-06-06 00:00 | ニュース・メディア・映画 | Trackback | Comments(9)

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